★アルベロベッロ★


アルベロベッロといえばとんがり屋根のトゥルッリ!
…というわけで、トゥルッリが密集している集落へ。

集落はすり鉢状になっていて、
観光地化されている「モンティ地区」にはお土産屋さん、
「アイア・ピッコラ地区」には住居として使われている
トゥルッリが、ひしめいて建てられています。

こちらはすり鉢の一番底。
朝市が開かれていました。

歩いているのは住居として使われている
「アイア・ピッコラ地区」。

すり鉢の底から見晴らしのいい場所まで
少しずつ坂道を登っていきます。

 「トゥルッリ」は「部屋一つ、屋根一つ(トゥルッロ)」の複数形。
一つの部屋に一つの屋根があることから付けられたそうです。

2部屋あれば2屋根…という感じ?

高台に登ってきました♪
振り返ると三角屋根の町並みが「おとぎの国」のようですv

黄色の看板には
「ここからの眺めは絶景!」とか何とか(汗)
書かれているそうです。

遠くにトゥルッリの屋根が連なっているのが見えます

住宅街といわれる「アイア・ピッコラ地区」も
近年は空家が多くなっているとのこと。

そんな中、レストランやショップとして活用しているトゥルッリも。

南イタリアの夏の日差しのキツさはキョ〜レツなのだそうですが、トゥルッリの家の中は涼しく、快適に過ごせるのだそうです。

とんがり屋根の天辺。

天辺にちょこんと乗っている白い石(?)は
重しとして屋根を補強する役割があったと…
(うろ覚えです〜)

修復中のとんがり屋根の内部。

木の梁から天井にかけては屋根裏部屋(または納戸?)として使用。

狭い家のスペースを有効活用していますv

トゥルッリを活用した「美術館(ムセーオ、Museo)」。

何の美術館かは看板下に書かれているのですが…
読めません〜(^_^.)

トゥルッリのとんがり屋根は
「家屋に課せられる税金を逃れる為」
(当時の税金制度では屋根のある建物を「家」をとしていた為、税務調査(?)の度に屋根を壊した)と言われています。

この「税金逃れ」は誰の為?
…住民?
ーこの一文を読んだとき、私はそう思っていました。

しかし犯人(?)はナポリ王国の属州であった頃の領主。
甘い言葉で小作民として住民をこの地へ誘い、
領主の税金逃れの為に、住民はひとつひとつの石を積み重ねたトゥルッリの屋根を幾度とも無く壊さなければなりませんでした。

…現実はちっとも「おとぎの国」じゃなかったのです…(涙

詳しくは
わが町の観光自慢〜アルベロベッロ市長でご覧下さいv

トゥルッリを一望出来るテラスへ出ました!

屋根に不思議な模様を彩っているトゥルッリも

おまじない
自分の家の目印(同じ建物ばかりなので(笑))
等々

諸説あるようですが…?

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