フィンランドオーロラ旅日記
(2006.2.11〜2.16)


「フィンランド」

と聞いてどんな国か言える方は
恐らく少ないのではないでしょうか。

「森と湖の国」
「音楽家シベリウスの国」
「ムーミンの国」
「キシリトールを発見した国」

・・・この国の輪郭が少し見えてきましたか?


私が「この国」でオーロラを見たい!と思ったのは

・「国土の4分の一が北極圏」
(オーロラ観測地も勿論北極圏内)

・フィンランド民族叙事詩「カレワラ」の地
(実際の舞台は北極圏ではなく湖水地方(フィンランド中東部)ですが)

・「オーロラと共に暮らす先住民族サーメ人が暮らす国」

の3点でした。


冬にはマイナス40度にもなる厳寒の地ラップランド(北極圏)。
本を読むだけでは感じ取れない「北の国」を体感すべく
いざ出陣!


2月11日ヘルシンキ乗り継ぎ、ロヴァニエミ到着

★ロヴァニエミ市街地★


ロヴァニエミ空港へ17時35分に降り立ちました。

陽はとっくに暮れてしまっています。

滑走路を除いた全てに凍る雪が・・。

サンタクロースの故郷として有名なロヴァニエミ。

バゲージターンテーブル(と言うのか・・?)には
フクロウ、トナカイに何故か豹(??)もお出迎え。

小さい空港なのでターンテーブルもこの一つだけでした。

 空港からバスで10分程で市街地へ到着。
空気中の水蒸気が凍りつき、キラキラしています。

これは・・。
ダイアモンドダスト?!!(嬉)

・・・てことは。今何度?

マイナス17度です〜!!!
冷凍庫より低い〜〜!!!

大阪と空気が全然違う・・!!(当たり前)
荷物が一瞬で冷え冷えになります。

重ね着を繰り返し上着にはスキーウェアで
いざオーロラ観測開始!!

それにしても初マイナス17度体験。
こんなに攻撃的な寒さは今まで生きてきて初めてです。
口で息を吸うと喉がやられそうだったので鼻から息を吸ってみました。

・・・鼻水が。
微妙に凍ってる気がするんですけど・・(笑)。

こちらはオーロラ観測しやすい川沿いにあるロウソク橋。
オーロラの光は暗い為、より町明かりが少ない所を選ばなければなりません。

とりあえず川沿いをそぞろ歩きつつ、オーロラを待つことに。

にしても
フラッシュ焚いて撮影すると毎回この有様です〜〜(涙)。

川沿いの木々。

街中の樹木が樹氷です・・・(恐)。

びっしりの氷結なので重くて枝が枝垂れています。

ロウソク橋から見た町。

空気が煙ってきて光が滲んでいます。

写真の時間表示(12日4時3分)を見てお分かりのように日本はただ今真夜中です。

眠気と寒さに負けて(・・・)本日のオーロラ観測は1時間で終了です・・・・・(早すぎ)。
曇ってきてましたしね・・!

帰りに見かけた雪だるま。
こちらの雪だるまは3頭身なんですね〜!
(プラス台座あり!)

翌日。

朝食後(8時30分頃)ロヴァニエミの町の中心街へ散歩に出掛けました。

ロヴァニエミの中心地に建つサンポタワー。
マイナス15度の表示。

昨日より鼻のモゾモゾ具合は確かにマシ!!

マイナス15度は意外に大丈夫なんだなぁ〜としみじみ。

この寒さの中、犬を散歩されている方をチラホラ見かけました。
多い犬種はやっぱりハスキー犬!!
北の国にサスガに良く似合います!!

サンタクロース村へ